アメックスでの借金が返せなくなり、悩んでいませんか?
アメックスの借金ももちろん、どの手続き方法でも債務整理が可能です。
債権者によっては和解ができなかったり、受け入れてくれる支払い条件が違いますが、アメックスはどうでしょうか?
今回はアメックスを債務整理する場合の手続き方法やメリットデメリットを詳しく紹介していきたいと思います。
- リボの金利は年率14.9%。任意整理でも大幅に減額できる可能性あり
- カードで貯めたマイルやポイントは全て失効する
- 過払い金がある可能性は低い
アメックスの借金を債務整理する方法
アメックスの借金はどの方法でも債務整理できる
アメックスのカードを利用してできた借金は、債務整理することができます。
債務整理には以下の3つの方法がありますが、アメックスの借金はいずれの方法でも債務整理が可能です。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
アメックスの借金における債務整理は、これら全ての方法で行うことができます。
ただし3つの方法にはそれぞれのメリット・デメリットがあり、借金の額や自身の経済状況などに応じて最適なものを選ぶ必要があります。
アメックスの借金を債務整理すると…
返済額が減る可能性がある
アメックスの借金を任意整理、もしくは個人再生の方法で債務整理すると、返済額が減額されます。
任意整理で減額されるのは利息に相当する金額です。
アメックスにおけるリボの金利は年率14.9%。
これは他のクレジットカードと比較して、比較的高い金利といえます。
金利分が減額されるだけでも、返済は大幅に楽になるでしょう。
一方個人再生では、額に応じて借金の元本も減額できます。
ただし個人再生で債務整理をする場合、借金が5,000万円未満であることが条件となります。
さらに100万円以下の借金の場合、元本そのものの減額はできません。
そのため個人再生をするなら、アメックスの借金が100万円以上5,000円未満である必要があります。
借金がo円になる場合も
自己破産でアメックスの借金を債務整理すると、借金は無くなります。
借金を全て帳消しに出来るのが自己破産のメリットです。
ただし、自己破産をするにはデメリットもあるので注意しなくてはなりません。
アメックスの借金を債務整理するときの注意点
マイルやポイント、カードは全て使えなくなる
アメックスの借金を債務整理すると、カードで貯めたマイルやポイントは全て失効します。
ちなみにどの債務整理の方法を使っても同様です。
お金に換えられるマイルやポイントは、全て借金の返済に充てられる場合も。
また、債務整理後はアメックスのカード自体も手放すことになります。
そのためカードがどうしても必要な方は別のカードか、その他の借り入れを検討しなくてはいけません。
ちなみに任意整理の場合は他のクレジットカードを引き続き持つこともできます。
過払い金はほとんどの場合返ってこない
アメックスの借り入れによる過払い金が返ってくることは、ほぼ期待出来ません。
というのも、グレーゾーン金利と呼ばれる高金利が引き下げられたのは2007年のことです。
つまり過払い金の発生は、主に2007年以前の取引が対象となります。
さらに過払い金は最終取引から10年が経過すると時効になります。
それ以降は取り戻せないということです。
そのため仮に過払い金があったとしても、既に時効になっている可能性が高いです。
ちなみにアメックスは、2012年6月末にキャッシングサービスを終了しています。
アメックスのカードが作れなくなる可能性も
一度債務整理をすると、対象のカード会社のカードは作れなくなることがあります。
そのためアメックスの借金を債務整理すると、それ以降アメックスのカードを持てなくなる可能性があります。
5~10年は新たなクレジットカードが作れない
アメックスの借金を債務整理すると、5~10年は新しくクレジットカードが作れません。
任意整理ならおよそ5年、個人再生や自己破産なら約10の間、クレジットカードを持てなくなるのです。
クレジットカード会社は審査において、信用情報機関という機関の個人情報を参照しています。
債務整理をすると、その履歴が信用情報機関に「事故情報」として登録されます。
事故情報はアメックス以外のカード会社も閲覧することができるため、他のカード会社のカードも作れなくなってしまうのです。
ちなみにこの事故情報は5~10年が経つと、自動的に消えます。
すると再び信用情報が元に戻り、カードを作れるようになります。
5~10年は住宅ローンなどの借入ができない
できないのはカードの作成だけではありません。
金融機関の住宅ローン借り入れなどもできなくなります。
理由はカードが作れないのと同様。
信用情報機関に債務整理をしたという事故情報が登録されるからです。
ちなみにローンが組めないのも、任意整理は約5年、個人再生や自己破産は約10年です。
任意整理以外の債務整理をすると官報に掲載される
個人再生、もしくは自己破産をすると、氏名と住所が官報に掲載されます。
官報とは政府が発行している、国の広報誌のようなものです。
一般人が見る機会はあまりありませんが、氏名や住所が公にされてしまうのは事実。
周囲に内緒で債務整理をしたいという場合には、任意整理がおすすめです。
財産を手放さなくてはいけない場合も
自己破産で債務整理をすると、家や車などの財産を売却する必要があります。
もちろん生活における最低限の財産は保証されますが、売れるものは全て返済に充てられます。
これが自己破産の大きなデメリットです。
ちなみに任意整理には、このような義務はありません。
まとめ
アメックスの債務も他のカード会社と同様に債務整理が可能です。
アメックスのリボ払い金利は比較的高いので、リボ払いでつくった借金は任意整理で大幅に減額できる可能性が高いです。
また、注意点として貯めたマイルやポイントは全て失効します。
こういったメリットやデメリットを踏まえた上で、後悔のない選択をしましょう。